モニターの仕組み有機ELとは?

普段何気なく見ているテレビ画面、時代と共に変化してきました。ブラウン管、プラズマ、液晶など・・・

その中で最近よく耳にする言葉、「有機EL」
意外と知らない有機ELを説明しようと思います。

・映像モニターの仕組み
そもそもテレビの映像は様々な色の点の集まりで表現されます。この1つ1つの点が「画素」と言い、「ピクセル」とも言います。1つのピクセルは赤、青、緑の3つのサブピクセルで構成され、バックライトなど強弱を変えることで色を表現しています。
ちなみにフルHDと呼ばれるのが横×縦の画素数が1920×1080=約200万画素であるのに対し4Kは3840×2160=約800万画素の違いがあります。

・有機ELモニターの仕組み
有機ELとは発光を伴う物理現象であり、その現象を利用した有機発光ダイオードは電圧を掛けると発光する特性があります。有機発光ダイオードを画面上に並べることで、映像を作り出しています。

・・・と難しいですが、今までの液晶モニターとはこんな違いがあります。

1 バックライトが無く薄型
 有機ELは電圧を掛けることで自身が発光します。
それに対して液晶は自身で発光できないため「バックライト」を必要とします。この差によって有機ELモニター  が薄いことが分かります。

2 明暗をしっかり表現できる
 液晶モニターは使用中バックライトが常時オンのため、完全な真っ黒の画面を作り出すことが苦手です。
対して有機ELモニターはそれぞれのピクセルごとに光のオンオフを切り替え、明るさを調整できるため、明暗をしっかり表現することが出来ます。

メリットを紹介しましたが、逆にデメリットとしては・・・

1 本体費用が高額
 一般的な液晶テレビよりも割高、また電気代も高くなる傾向があるので、本体代金とランニングコストがかかります。

2 光が反射すると画面が見にくい
 液晶テレビと比べて最高輝度が低いため、直射日光が当たると見えづらくなります。

有機ELは「液晶の次」とも言われています。
その理由は液晶と比べて圧倒的に優れている点が多いからです。
今後技術が発達し、身の回りの機器が有機ELになるのも
遠い未来では無いかもしれません。

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