「音」の正体が「振動」とお伝えしましたが、https://www.firstvision.jp/?p=101マイクロフォンはその振動を機械的振動に変え、それを電気信号に変換する道具です。
誰しもが1回は触ったことのあるマイク。
そんなマイクの奥深さを知っていますか?
お教えしましょう!
〜マイク入門編〜
マイクには大きく分けて2種類あります。
ひとつはダイナミックマイク、もうひとつがコンデンサーマイクという2種類があります。
・ダイナミックマイクの特徴
【長所】
なんといっても頑丈、雨風にも強い
(銃で打っても壊れないものもあるほど)
電源が必要ないのでケーブルを挿せば使える。
安価。
【短所】
感度が低い
ダイナミックマイクは頑丈なので野外向けです。
そのためにライブなどで使用されることが多いです。
ダイナミックマイクの有名なマイクとして「SM58」というマイクがあり、「ごっぱー」や「ごっぱちマイク」と呼ばれ音響スタッフからこよなく愛されています。
・コンデンサーマイクの特徴
【長所】
感度が良く、音質も良い、高音を綺麗に収録することができる。
【短所】
電源が必要。キャノン(XLR)ケーブルを経由してマイクに電源を供給する仕組みです。
雨風や衝撃に弱く、デリケートなマイク。
ダイナミックマイクに比べて値段が高い。
コンデンサーマイクはとてもデリケートなマイクなので野外向きではありません。
しかし、感度が良く音質のいい音を収録できるのでナレーション収録現場やレコーディング現場で使用されることが多いです。
コンデンサーマイクの一種として芸人さんが漫才をする時に真ん中に立っているマイクが通称「さんぱちマイク」「漫才マイク」と呼ばれ、愛用されています。
マイクを扱う際の注意事項これだけは覚えておきましょう!
・ケーブルを抜き差しする際はマイク・チャンネルをオフかボリュームゼロ!
・マイクを吹いたり、叩いたりは厳禁!
・ダイナミックマイクにファンタム電源を送らない。
・湿気は避ける。
コンデンサーマイクを使うときは…
・コンデンサーマイクのケーブルを抜くときは必ずファンタム電源をOFFにしてから。その際マイクのボリュームはゼロにする。
・ファンタム電源をONにする時はマイクのボリュームをゼロにする。
以上を守らないと、機材が壊れたり、感電したなどの事故が起きてしまいます。
テレビには、映像だけでなく音の演出があふれています。
音に注目するとテレビがもっと楽しくなるはず!
今回は馴染みのあるマイクの話題(入門編)でしたが、次回は「音」に興味が湧く話を用意してきます!お楽しみに!